「キャンプでバーベキュー」って、大人数でガヤガヤやるイメージですよね。
でも、友人や恋人など、少人数のキャンプで、まったりと炭火を眺めながら、しみじみやるバーベキューも、イイもんですよ。そんな「しみじみキャンプでバーベキュー」をやる場合、
バーベキュー用のコンロが、少人数にはデカすぎる!
という課題があります。バーベキューのコンロがデカすぎると、
- レンタルすれば、一人当たりのレンタル料金が高い
- 自前で買って行くと、重くてかさばるし、自宅での収納も大変
- 準備も後片付けも、少人数では大変だし、時間が無駄にかかる
- 大量に炭や炭火が残っちゃって、燃え尽くすにしても、処理するにしても大変
なんて、問題ばかりで、「まぁ、やめとくか…。」となっちゃうのではないでしょうか。
最近は、そういうニーズに答えた小型のバーベキューコンロも、お安く売り出されてるようですが、どうせなら、もっと軽く!もっと安く!を追及して、100円ショップで売ってるもので何とかできないかぁ…と、思ったら、何とかできたので、五つのポイントを報告したいと思います。
1.100円ショップで、BBQコンロをゲット!
100円ショップ(百均)で売ってるもので、バーベキューコンロを自作できないか?
そう思って、ダイソーで都内面積最大を誇る錦糸町店にて、
- ステンレスのトレー(21cm×27cm、深さ6cm) 1個
- 焼き網(26cm×35cm)×2枚
- アルミのレンジガード 1枚
- (ついでに)トング 1個
をゲットしました。単に買って、組み合わせるだけで、「自作」というのは、おこがましいのですね。
既存の格安バーベキューコンロは、小さいと言っても、重さ1~2kg前後はあるのですが、こちらは、全部合わせても多分、500g前後だと思います。そして、これぐらいだと大きなリュックや旅行カバンに入れて、持ち運べます。実際、私はそうしました。軽くてかさばらないって、イイですね。(七輪なんて5kgぐらいはあるから、車がないと、まず無理ですね)
もう一つ、足つきの焼き網を買って、トレーの下に置けば、直火禁止のキャンプ場でも使えるのではないかと思います。
あと、既存の格安バーベキューコンロだと、「火が弱すぎる」という声も多いのですが、この100円コンロでは、焼き網の高さに余裕がなく、すっごく炭火が近いので、火が弱すぎる心配はありません。
ただ、焼き網の足は、トレーの大きさとの関係で固定できず、トレーの下に挟んでるだけなので不安定で、ちょっとしたショックで、焼き網が傾き、載せてる食材が、転げ落ちる可能性がありますので、十分ご注意ください。炭が燃えて少なくなってきたら、焼き網の足を使わず、トレーに直接、焼き網を乗せてもよいと思います。
2.簡単あと片付けのための準備
100円ショップ(百均)で買ったものばかりなので、最悪、捨てれば良いのでしょうが、それではエコじゃないし、キャンプ場のゴミも増えてしまいます。後ろめたく感じる人も多いでしょう。
- トレーに、アルミのレンジガードを敷いておく
- 焼き網に、あらかじめキッチンペーパー等でサラダ油を塗っておく
または、お酢をスプレー(これも100円ショップで購入)で噴き付ける
これだけで、この100円コンロの底は、1,000℃以上にもなることがある炭火の直撃に耐えるだけでなく、バーベキューで出た焦げが大して残るわけでもなく、あと片付けも簡単です。焼き網の方は、多少は焦げつきますが、少し念入りに磨けば、何回も使えそうです。写真は、使用後、洗った後の焼き網と100円コンロです。軽いから、持ち帰るのも苦じゃありません。
この小さなコンロで、炭火を起こすのは、ちょっと大変だと思いますが、私はズルをして、カセットコンロバーナー(新富士バーナー パワートーチ RZ-730S)を使って、時間と手間を節約しちゃいました。(※バーナーで炭火を起こすのは、コツが必要です)
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3.時間をかけて楽しむ、まったり食材を
準備のあとは、いよいよ、バーベキュー開始!もちろん、肉をたっぷり焼いて食べるのも良いのですが、肉は、すぐに火が通ってしまうので、黙々と焼いては食い、焼いては食い、腹が一杯になって終わり…。それでは、しみじみと、まったりする、という感じじゃなくなっちゃいます。じっくり焼いたり、蒸したりして、のんびりと、会話を楽しみながら、出来上がりをワクワクして待つ、そんな「まったり食材」を用意しておきましょう。
- ソーセージ
- 丸ごと野菜(ピーマンや茄子などは、切らずにそのまま焼いた方が、旨味が逃げ出さない。準備の手間もかからないし…)
- 魚のホイル焼き
- ジャガイモ、キノコなどのホイル焼き
- 焼きリンゴ(シナモン、バター、砂糖も準備しておく)
食材を丸ごと使うものが多くて、準備の手間と時間もかからないです。バーベキューは、そもそも簡単料理のはずなんですよね。しかも、炭火でじっくり焼いてるから美味しい!ただし、多すぎないように要注意。もうお腹一杯な頃に、焼きリンゴ2個なんて、絶対に多すぎました。食べたけど。
4.炭火を眺めながら、まったり、焼きマシュマロ
バーベキューが終わったら、炭火を眺めながら、まったりできるのも、この100円コンロの良いところ。少人数キャンプにふさわしい、ミニ・キャンプファイヤーです。炭火で地面を焦がしたり、汚したりすることもありません。そして、簡単なのに絶品の焼きマシュマロを片手に、ウイスキーか焼酎をちびちび飲みながら、しみじみと会話をし、ゆっくりと更けていく夜を楽しむことができます。カセットコンロでは、できない贅沢ですね。
5.静かに夜を終える炭火処理
大きなコンロでバーベキューをやると、どうしても炭火が大量に残って、火が消えるまで待ってると一晩かかっちゃうし、かと言って、消火しようと水をかけると、大量の水蒸気とともに粉塵が舞い上がり、大音量も発生して、近くにいる人に大迷惑。でも、火消し壺なんて買って持って行けば、それはそれでかさばるし…。
でも、安心。空き缶をナイフなどで半分に切って、水を入れ、一つ一つ、火が点いてる炭火を入れて、消火していけば、大丈夫。「じゅっ…」と小さく音はしますが、煙は、ほとんど上がりません。そもそも、コンロが小さいし、まったりタイムで、長時間、炭火を楽しんでるから、燃え残って処理する炭火も少ないのです。
もっと、キャンプを、しみじみ、まったりと!
キャンプでバーベキューをやると、準備や後片付けでやることが沢山あって、慌ただしく、気がついたら、もう寝る時間…ってことはないですか?でも、準備や片付けのためにキャンプに来たんじゃないんだから、もっと、恋人や友だちとの会話や、のんびりとした時間を楽しみたいですよね。私の場合は、この100円コンロのバーベキューのおかげで、今までのキャンプで一番、まったりと夜を楽しめたかもしれません。(あくまで個人の感想であり、100円コンロの効能効果を保証するものではありません(^_^;)
他にも、身軽にキャンプに行くためのおススメがあります。
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100円BBQコンロを使って、沖縄の離島でキャンプしました。
http://datenrisu.net/okinawa-camp1