リオデジャネイロ 三景、二つ目は、「セラロンの階段」です。
2.セラロンの階段
チリ人アーティストのセラロンさんが造った250段のカラフルな階段に過ぎないのですが、実際に行ってみると、かなりワクワク楽しい気分になります。よく考えると、こういう場所は、あまり他にはないですね。
2000枚以上のタイルで飾られている階段
カラフルに囲まれた空間
絶えず変わり続けた生きたアート
このセラロンの階段は、一度、完成したものの、世界には様々なタイルがあることを知り、それらを使いたいと思いました。
しかし、もう新しいタイルを張る場所がない!
そこで、タイルを壊しては、新しいタイルに置き換えることで、絶えず変化し続ける生きたアートにしたようですね。
セラロンさんは、残念ながら2013年に亡くなったようです。となると、その後はタイルの入れ替えは行われず、2013年からは動かないアートになってしまったのでしょうか。
2013年以前に訪れた人は、もう一度行って、変化を見てみるも良いかもしれません。
日本のタイルも発見(今もあるかな?)
私が行った2010年には、日本のタイルを二つだけ見つけることができたのですが(というか、セラロンさんが示してくれた)、今もあるのでしょうか?
変化し続けてきたアートの今後は?
スペインのサグラダ・ファミリアは、作者のガウディの死後も、残された資料をベースに継承者たちが頑張って造り続けています。こちらのセラロンの階段の方は、一代限りのものだったのかもしれませんが、それでも、絶えず変わり続けた生きたアートというのも、素敵だと思います。
このセラロンの階段は、ミュージックビデオの撮影地となるなど、別のアートにも使われた意味でも、美術館に置かれたままのアートとは違う「生きたアート」だったのでしょうね。
このセラロンの階段そのものでなくても、そういうコンセプトのアートが、世界のあちこちで、できると良いですね。
エイビーロード:カラフルなタイルに圧倒される「セラロンの階段」
リオデジャネイロ三景、残りの二景は?