一度、沖縄を旅して、沖縄の魅力にとりつかれ、
「今度、沖縄に行く時は、のんびりした~い!」
と思ったことはありませんか?
最近は、LCC(格安航空会社)もあるし、沖縄に安く行けるようになったんだけど、1泊2泊ではなく、のんびりと何泊もするとなると、ホテル代でも、結構お金がかかってしまい、予算オーバーになっちゃいそうですよね。
そこで、キャンプなんてどうですか?
しかも、離島で。
「沖縄」と「キャンプ」が結びつかない人も多いと思うけど、ちょっとでもキャンプ経験があれば、安く長期滞在できちゃいます。
実際に、私が、今年のゴールデンウィークに、離島である座間味島でキャンプをしたので、レポートしたいと思います。
阿真ビーチ近くの青少年旅行村キャンプ場(座間味島)のご案内(座間味村公式サイト)
http://www.vill.zamami.okinawa.jp/enjoy/m/2014/02/2.php
1.那覇から、近すぎず、遠すぎず、1時間の船旅
「離島」と言っても、座間味島は、那覇の泊港から高速船で1時間前後、フェリーでも1時間半~2時間と、近い「離島」です。船酔いが激しい人を除けば、途中の島々を眺めながらの船旅を楽しむことができるでしょう。
座間味村への交通ガイド(座間味村公式サイト)
http://www.vill.zamami.okinawa.jp/map/m/2013/02/zamamiplace.php
そして、こんなに近いのに、沖縄本島では味わえない(かもしれない)高い透明度を誇る美しいビーチを楽しめるのです。
そして、那覇からの船が着く港から、キャンプ場までは、バスで5分です(座間味港⇒阿真)。バスは、1時間1~2本程度なので、船が着く時刻以外は、あまりなかったりするんですが、歩いても約25分で行けるのと、タクシーでも2人以上ならバスより安かったです。
村内交通(村内船・バス・タクシー)ご案内(座間味村公式サイト)
http://www.vill.zamami.okinawa.jp/info/trans.html
2.美しいビーチが、キャンプ場から歩いて0分!
この座間味島のキャンプ場の特徴は、テントを張ってる場所の目の前がビーチ。すなわち、ビーチまで歩いて0分ということです。
歩いて0分!阿真ビーチ
有名ビーチより、人は少ない
夕方も、美しい景色を見ながら、お散歩
3.いろんなビーチを楽しめる
座間味島には、このキャンプ場の目の前の阿真ビーチよりも有名な古座間味ビーチがあり、また、座間味島から村内船で15分の阿嘉島にも、透明度の高さでトップクラスだと言われる北浜ビーチ(北浜と書いてニシハマと読む)があり、キャンプ場から半日や日帰りで楽しむことができます。座間味島や阿嘉島には、それ以外にもあまり知られてないビーチがあるようです。
私が行ったのは、阿嘉島の北浜ビーチの方です。阿嘉島の港から、歩いて20分くらいです。
まだ5月(ゴールデンウィーク)のためか、あまり人は多くありませんでした。
ビーチから、すぐシュノーケリングで珊瑚と魚が沢山見れます。
4.無人島で、シュノーケリング&プチ探検
ビーチは、そうした大きな島だけでなく、安慶名敷島、嘉比島、阿室島といった近くの無人島に渡り、シュノーケリングを楽しんだり、島の中を散歩したりできます。無人島へは、座間味港から、シーズン中に運航している渡し舟に乗って、5~10分くらいで行きます。座間味港に渡し舟が見当たらなかったら、港にある観光案内所で携帯電話の番号を教えてもらうとよいです。
私が行ったのは、多くの人が透明度や魚の多さなどから、おススメしている安慶名敷島(あげなしくじま)です。
ただし、無人島なので、島内には店や自販機はおろか、人工物がほとんどなく、十分な量の水や食べ物は、自分たちで持って行く必要があります。木陰も、ほぼ、ありません。また、監視員もいないので、自己責任で泳ぐことになります。流れが速い場所もあるので、十分に注意が必要で、単独行動はやめて、2人以上で行くようにしましょう。
ビーチは無人島っぽく小さいですが、やはり綺麗です。
亀が気持ちよさそうに泳いでました。(阿真ビーチでも、見れるようです)
無人島内をプチ探検で散歩してみるのも楽しいです。
5.キャンプ場から、絶景の夕日スポットにお散歩
キャンプ場から歩いて30分ほどのところに、女瀬の崎(うなじのさき)展望台あり、夕方、お散歩がてら、夕日を見に行くことができます。(帰り道は暗くなるので、ヘッドランプなどを持って行くと良いでしょう)。
キャンプ場から展望台に向かう道は、残念ながらアスファルトの車道なのですが、でも、途中の道からは、近くの小さな島々が並ぶ様子が見える美しい景色を楽しむことができます。
キャンプ場を出るのがちょっと遅くて、展望台に辿り着く前に夕日が…。
日没の時刻は調べておきましょう。
6.心地よいキャンプ場空間
この座間味島のキャンプ場(座間味村青少年旅行村)は、明るい林の中にテントを張るキャンプサイトがあり、心地よい空間になっています。
阿真ビーチ近くの青少年旅行村キャンプ場(座間味島)のご案内(座間味村公式サイト)
http://www.vill.zamami.okinawa.jp/enjoy/m/2014/02/2.php
ゴールデンウィークで、こんな感じです。夏は、もう少し混むのかもしれませんね。この時は、外国人が1/3ぐらいいて、英語、ドイツ語、フランス語が飛び交ってました。キャンプ場の空間自体は心地良いのですが、日本人でも外国人でも、夜中、騒ぐグループがいると、ちょっと残念な感じになります。
ビーチから上がったら、すぐに、屋外のシャワーを浴びることができます。
屋内のシャワーやトイレは、清潔に保たれてるようですが、シャワーからお湯は出ません。
共同炊事場は、洗いものをしたり、水を汲んだりするのによく使うのですが、コンロは、レンタルしたり、自分のものを持ち込んだりしてるので、ここで火を使ってる人は、あまりいませんでした。
スマホなどを充電するコンセントは、数に限りがあるので、三又コンセントかテーブルタップを持って行った方が良いと思います。充電する間、目を離すのは、ちょっと不安ですね。ここが見える場所の近くに、テントを張ると良いかもしれません。キャンプサイトの中の照明灯の下にも、コンセントがあり、その近くにテントを張るという手もあります。
7.食料も調達できる&生ビールも飲める!
キャンプで使う食料品は、座間味港近くの島の中心部の店で、買うことができます。ただし、肉は大きな塊でしか売ってないから、バーベキュー用の肉は、那覇で買っておいて、最初の夜に焼いた方が良いでしょう。離島のため、全体的に割高で、野菜の鮮度はバッチリとは言えませんが、那覇で全部買っていくのも大変なので、重たいものや、かさばるものは、こちらで買うと良いでしょう。パン、卵、乾麺、ビールや泡盛も、もちろんあります。
刺身や魚は、港の前の漁協で売ってます。ただし、あまり品揃えが良いとは限らず、漁の状況によっては、冷凍の大きな魚しかない場合もあるようです。漁協で買ったキハダマグロの切り身はホイール焼きに、魚肉ソーセージはそのままバーベキューで焼いて食べましたが、とても美味しかったです。
島で一番の品ぞろえの105ストアは、座間味港近くにありキャンプ場から歩いて25分ぐらい。他の島に出かけた帰りに、立ち寄って買い物するというパターンで、何度もお世話になりました。
キャンプ場のすぐ隣に、カレーや沖縄そばなどの軽食が食べられる店が、シーズン中は開いてます。少し歩いたところに、朝食を提供する店もあるようです。自販機も、沢山あります。
そのキャンプ場の隣の店では、生ビールも飲めます。
泳いだあとの一杯は、美味い!
8.キャンプ旅は、やっぱり格安!
キャンプの旅は、ホテルに泊まる旅よりも、やっぱり格安です。
私の場合、彼女と2人で3泊しましたが、キャンプ場に支払った料金は、以下の額でした。
・キャンプ場利用料:大人1泊300円×2人×3泊=1,800円
・テント(中):1泊2,000円×3泊=6,000円
・マット:1泊300円×2枚×3泊=1,800円
・座間味村指定ごみ袋 小:3枚=60円
合計 9,660円(1人1泊あたり1,610円)
※阿真ビーチ近くの青少年旅行村キャンプ場(座間味島)のご案内
http://www.vill.zamami.okinawa.jp/enjoy/m/2014/02/2.php
もちろん、この他に食費もかかるのですが、そちらも普通に毎日、レストランや食堂で飲み食いするより安くすむでしょう。ゴーヤチャンプルーなど沖縄料理だって、キャンプでつくれます。
しかも、安いだけでなくて、美しいビーチまで歩いて0分。毎日、いろんなビーチにでかけて、綺麗な珊瑚を見て、魚とたわむれて、無人島で遊んで、夕日を見て、星空の下でご飯を食べて、プライスレスな想い出がつくれる…。コスパが、すごーく良いんじゃないでしょうか?というか、キャンプじゃないと楽しめないこともありますね。
安く、長く、キャンプで沖縄でのんびりする旅を!
このキャンプ場に、英語もしゃべれないようなドイツ人やフランス人まで来てるようです。安く旅することには目ざとい人が、長期滞在にはココが最適だ!と、かぎつけたのかもしれませんね。日本人が、ココを楽しまないのは、もったいないとも思います。
1泊や2泊で、沖縄の観光地をざっと巡るのも良いけれど、ゆっくり滞在して、沖縄ののんびりとした時間を楽しむには、キャンプもアリではないでしょうか。
キャンプを安くすますポイントについては、他の記事もご覧ください。
スノーケリングでおすすめの道具は、こちら