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ハッピーになる技術を、どう学んだか(その1、その2)

昨日、書いた「苦悩に思い詰めたりも、現実逃避したりも “あまり”しなくなって、暗くもなく、カラ元気でもなく、基本は楽しく、何があっても、あまりストレスも感じず、楽しく生きてける」、そんな、「ちょっとハッピーになる技術」って、自分はどこで学んだのかなぁ?と、少し振り返ってみたら、大きく三つありました。

最近、大きな影響を受けたのは、フランスの哲学者アランの有名な『幸福論』です。なので、このブログでも、たびたび、アランの言葉から、引用していくかもしれません。しかし、アランの言葉にイチイチ感銘できたのは、きっと、それまで、東西のさまざまな哲学や宗教の考え方を吸収してたからではないかと思います。また、心理学や精神分析だけでなく、社会学、歴史、経営やビジネスなど、一見、幸福論とは関係ないように見えるものからも、多くを学んだと感じています。すなわち、様々な分野の「本」が、「ちょっとハッピーになる技術」を学ぶ大きな柱の一つであることは間違いないでしょう。

しかし、本を読むだけでハッピーになれるなら、読書家にハッピーな人が多いはずですが、あまりそんな話は聞きませんね。みなさんは、1週間前に読んだ本の何割ぐらい憶えてるでしょうか?「その本のポイントを10個挙げてくれ」と言われても、平均して3つ挙げられるかどうか、怪しいところです。まして、本を「読む」ことと「理解する」ことは違うし、「理解すること」と「実践すること」も違います。本で読んだことのエッセンスをしっかりと理解して、さらに少しでも実践して、1年後も持続できる人って、1冊あたり、千人に1人もいないのではないでしょうか?

知識や理論は、実践しなければ、簡単に忘れてしまうということもありますが、さらに言えば、知識や理論は、現実での実践に際して、どう当てはめて、どう使えば良いのか、わからないことが多いのです。事例を挙げて親切に書いてくれている本もありますが、所詮、「他人」の「事例」です。千差万別、千変万化、絶えず未知のことが起き、万物が流転する、現実の世界と人間関係のありとあらゆる様々なケースに、ケース・バイ・ケースで当事者の「自分」に即して、真剣に答え、手とり足とり、貴方が身に着けられるまで教えられる本など存在するはずがありません。

つまり、本を読んだだけで自転車に乗る技術が身に着くわけではないように、「ちょっとハッピーになる技術」も、本を読んだだけでは身に着きません。むしろ、本やネットで読んだ知識や理論に囚われていては、実践の邪魔になることさえあります。自転車に乗れるようになった時と同じように、トライ・アンド・エラーの実践経験を積んで、技術を体得するところまで行って、はじめて「学んだ」と言えるのではないでしょうか。

そういう実践の場は、家庭でも学校でも、沢山あるのでしょうが、より厳しい現実に直面し、どうしても何らかのアクションを自らの判断に基づいてやらないといけない社会人として仕事をしている経験が、大きな学びの場となると思います。職場や個人による差も多少はあるでしょうが、「仕事」もまた、私が「ちょっとハッピーになる技術」を学んだ大きな柱の一つです。

長くなったので、あとの一つは、明日…。

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